大阪市立都島工業高等学校
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大阪市立都島工業高等学校(おおさかしりつみやこじまこうぎょう こうとうがっこう)通称都工(みやこう・とこう)は、大阪府大阪市都島区にある高等学校。
大阪市営地下鉄谷町線 都島駅から徒歩0分のところにあり、非常に交通の便が良いため、各種会議や試験、研究会等の会場校となることが多い。
「工業高校の総本山」「天下の都工」とも言われ、進学・就職ともに府内トップクラスの工業高校である。
常に先進的・創造的な実践に取り組み、全国的に高い評価を受けており、30,000名を超える卒業生は産業界をはじめ、各分野の発展に大きく貢献している。全国唯一の創意工夫センターが設置されているのが特徴。
1907年(明治40年)、大阪市立工業学校として大阪市北区北野牛丸町(大阪駅北口付近)に創立。
昭和18年に本校より分かれて併設された都島工業専門学校は大阪市立大学工学部の元となっている。
また、昭和23年に大阪市立都島第二工業高等学校(定時制課程)を併設している。
2007年には創立100周年を迎える。100周年テーマは「輝ける伝統 新古の結晶」である。
2006年度は「強く誇れる都工生」を掲げ勉学・部活動等のさまざまな活動に取り組んでいる。
目次 |
[編集] 夢を叶える3つの道
- 進学
- 専門知識・技術をさらに深化させるため、大学への進学を可能にする系列を設けて指導。
- スペシャリスト
- 自分の専門分野に関しては誰にも負けないという自信と誇りを持ち、社会に貢献できる人材を育成。
- オールラウンダー
- 機械や電気、情報技術といった個々の分野だけでなく、それらを浅くとも広く学習し、技術の複合化に対応できる人材を育成。
[編集] 設置学科・各コース
()の中のアルファベットは科の略称
- 機械科(M) 60名
- 生産コース
- 制御コース
- 機械電気科(ME) 60名
- メカトロ情報コース
- 電子制御コース
- 建築科(A) 60名
- 計画コース
- 生産コース
- 都市工学科(C) 60名
- 都市デザインコース
- 環境システムコース
- 電気電子工学科(E) 80名
- 電力システムコース
- 電子情報コース
- 理数工学科(R) 80名
- 基礎工学コース
- 基礎科学コース
※機械科・機械電気科、建築科・都市工学科はそれぞれ「機械・機械電気科」、「建築・都市工学科」として総合募集を行い、1年次の後期にそれぞれの科に分かれる。
※各科のコースは2年次に「工業系列」「英数系列」分けられ、さらにそこから各コースに分けられる。
[編集] 進学校としての側面
大阪市立都島工業高等学校は古川学園高校のような実業高校ながら、進学校としての一面を持つ。(ただしこちらは古川学園高校のような普通科併設型の高校ではなく、純粋な工業科系学科のみの工業高校である)
- 大学進学
- 大阪市立大学
- 神戸大学
- 徳島大学
- 福井大学
- 長岡技術科学大学
- 豊橋技術科学大学
- 名古屋工業大学
- 九州工業大学
- 大阪教育大学
- 同志社大学
- 立命館大学
- 関西大学
- 近畿大学
- 大阪工業大学
- 摂南大学
- 大阪電気通信大学
- 日本大学
- 東海大学
- 高専編入
- 苫小牧高専
- 豊田高専
- 鈴鹿高専
- 長岡高専
- 鳥羽商船高専
- 舞鶴高専
- 明石高専
- 奈良高専
- 和歌山高専
- 大阪府立高専
- 広島商船高専
- 呉高専
- 詫間電波高専
- 阿南高専
- 近畿大学高専