大越基
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大越 基(おおこし もとい 1971年5月20日 - )は、福岡ダイエーホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)に在籍した、プロ野球選手。
宮城県出身。右投げ右打ち。ポジションは、投手を経て、プロでは主に外野手。現役時代の背番号は19→51→0。
[編集] 略歴
- 仙台育英学園高等学校でエースとして、3年夏に甲子園で準優勝を経験した。異例の「1番ピッチャー」で先発出場し、投打ともに大活躍を収める。後にプロでも活躍した選手との対戦は、高校野球史に残る名勝負とされている。
- 早稲田大学を中退後、大リーグA級のサリナス・スパーズを経て、1992年のドラフト会議でダイエーから1位指名を受け、投手として入団。俊足と強肩を買われ、1996年には外野手に転向した。以後、ケガに泣かされるも、1999年には代走、守備要員の選手として1軍に定着。その年以降、ホークスにはかかせない選手となり、1999年、2000年、2003年のリーグ優勝に貢献。代走では投手出身の経験を生かし、投手心理を巧みに利用した走塁が、チームに勝利をもたらすことが度々あった。2003年の日本シリーズにも出場したものの、オフに経営難の球団から戦力外通告を受け、引退。
- 引退後は指導者として甲子園へ行くことを目指し、教員免許取得のため東亜大学総合人間文化学部に入学。同時に、社会人チーム「北九州市民公式野球クラブ」のヘッドコーチを務めている。
- 2007年4月より早鞆高等学校の保健体育の教員に就任予定。
[編集] 通算成績
- 365試合 打率.237(211打数 50安打)1本塁打 15盗塁