大学受験ラジオ講座
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大学受験ラジオ講座(だいがくじゅけんらじおこうざ)は、文化放送やラジオたんぱ(現:ラジオNIKKEI)など全国のAM,FM,SWラジオ放送局で放送された番組。1952年3月31日~1995年3月26日に放送された。ブラームス作曲の「大学祝典序曲」がテーマ曲として使用されたことでも知られる。 通称「ラ講(らこう)」。 教育出版事業の旺文社単独提供番組。基本的には毎日1講座30分単位で2本放送された。
開始当初は、大半の局で22~24時の夜間に放送されていたが、22~24時が若者向けになるにつれて、ほとんどのラジオ局は早朝5:00~6:00の放送になった。1980年10月以前で夜間放送だったのはラジオたんぱと文化放送(23:30~)、およびラジオ関西(23:35~)だった。当時、文化放送の22時以降は「夜のニュース・パレード」や「百万人の英語」など固い番組が並んでいた。
1980年10月以降は「吉田照美のてるてるワイド」開始にともない18:30~19:30、1984年の「ライオンズナイター」枠拡大で18:00~19:00、現在のナイター枠になった1985年からは24:30~25:30と深夜時間帯に放送された。また1982年以降、地方FMラジオ局開局が続き、AMラジオ局で放送されない地域で早朝5:00~6:00にFMラジオ局で放送され、放送形態の垣根を越えて放送される番組となった。
放送終了となった1994年度は、番組改革のため文化放送とラジオ関西では大学受験ワイド番組「Jランド」(パーソナリティ・文化放送藤木千穂アナウンサー)として土曜・日曜の23時から放送(他の局も放送時間が45分に短縮され「Jランド・旺文社大学受験ラジオ講座」と改題)を行うも、1年しか持続することが出来なかった。
文化放送・ラジオ関西の「Jランド」枠はその後も旺文社がラ講テキストに替えて創刊したCD講座付き受験情報誌「KEISETSUアルシェ」の情報番組を放送するなどしたが長続きしなかった。(放送終了の理由は当時の受験生リスナー以外のリスナー層を抑えられなかったのが原因だといわれている。文化放送では1995年4月15日以降、アニラジ番組編成に切り替わり、10代・20代の男女リスナーを中心に支持されている。)
放送当時、文化放送の大株主であった旺文社を強く印象づける番組であったが、少子化のため番組テキストの売り上げが減少。赤字が見込まれたため、43年の放送に幕を閉じた。なお、現在では旺文社と文化放送の間に資本関係は無くなっている。
[編集] 主な歴代講師
[編集] 関連項目
この4人は1995年4月~1998年9月に「大学受験ラジオ講座」の後継番組(提供:旺文社)として、タイトルを変えながら出演していた。
- SOMETHING DREAMS マルチメディアカウントダウン 文化放送のこの枠の土曜23時台の後番組。
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