夏美よう
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夏美よう(なつみ よう)は、宝塚歌劇団男役で花組組長。2月18日生まれ、群馬県出身、出身校共愛学園高等学校、公称身長166センチ。
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[編集] 略歴
1976年、「ベルサイユのばらⅢ」で初舞台。同期生に日向薫・雪組組長の飛鳥裕らがいる。
その後星組で長く活躍、1993年から星組副組長、1996年暮~2000年には星組組長もつとめた。
2000年秋、花組に組替えし組長に就任。現在に至る。
[編集] スター像
愛称は「ハッチ」。コスチュームプレイに強く、ロマン性をたたえたベテラン男役である。
役どころは「マラケシュ・紅の墓標」のマフィアの親玉などといった悪役から「ウェストサイド物語」でのトニーの雇い主・ドックといったしんの強い役、「落陽のパレルモ」の父親役まで幅広く、高い演技力で舞台を引き締めている。
ブレッド&バターのファンであることを公言している。
[編集] 代表作
[編集] 星組副組長時代
- 「うたかたの恋」:フリードリヒ役
[編集] 星組組長時代
- 「ウェストサイド物語」:ドック(トニーの雇い主)役
- 「夜明けの天使たち」:ブラントン(町を支配する無法者)役
- 「我が愛は山の彼方に」:エルチ(女真族の大将)役
- 「黄金のファラオ」:タハルカ(ヌビア王)役
[編集] 花組組長時代
- 「ルートヴィヒII世」:ビスマルク役
- 「ミケランジェロ」:ジョバンニ枢機卿を演じていたが、汝鳥伶の休演によりユリウス2世役を演じた。
- 「琥珀色の雨にぬれて」:シャルル・ドゥ・ノアーユ子爵
- 「エリザベート」:ゾフィー
- 「野風の笛」:徳川秀忠(弟・松平忠輝への嫉妬に狂う)
- 「落陽のパレルモ」:アレッサンドロ(ヒロインの父親。ヒロインかわいさゆえに主人公との恋路を邪魔する)
- 「ファントム」:アラン・ショレ(オペラ座の支配人)
- 「うたかたの恋(全国ツアーバージョン)」:皇帝ルドルフの父・フランツ
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