堂島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
目次 |
[編集] 概要
江戸時代の代表的な豪商である淀屋が北浜で開いていた米市場が、1697年(元禄10年)対岸の堂島(大江橋北詰)に移された。全国より廻送された米が取引きされた「堂島米市場」として発展し、これが後に世界初の近代的な商品先物取引が行われた「堂島米会所」となった。堂島に廻送された年貢米は年間100万石とも150万石とも伝えられ、それらを保管する倉庫と屋敷を兼ねた諸大名の蔵屋敷が建ち並んでいたという。
古くより繁華街として栄え、高級飲食店が立ち並ぶ一帯があり、俗に大阪北新地の名前で知られている。明治時代初期までは堂島川と蜆川に挟まれた中州の地形であったが、蜆川は埋め立てられ、現在は梅田とつながっている。
現住所では、堂島1,2,3丁目及び堂島浜1,2丁目を一般に堂島地区という。
かつて、毎日新聞社大阪本社、毎日放送の社屋を併設した「毎日大阪会館」(同名の運営会社は2005年4月を持ってパレスサイドビル(毎日新聞社東京本社屋の管理会社)などと合併して「毎日ビルディング」になる)があったが、北側部分は堂島アバンザ(写真三枚目)という商業・ビジネスビルに再開発された。旧社屋玄関はその堂島アバンザのモニュメントとして使われている。南側部分(写真二枚目)は現在も営業しているが、今後エルセラーン化粧品が中心となってホテルなどを軸とした新高層ビルを建設する予定である。 堂島地区 西部にはNTTデータなどのNTTテレパークがある。(写真四枚目)
[編集] 地名
- 堂島(どうじま)
- 堂島浜(どうじまはま)
[編集] 堂島に本社を置く主な企業
堂島・堂島浜の両地名を含む
- 東洋紡績
- サントリー(本部機能は東京へ移転したが登記上の本社は堂島浜2丁目)ほか
- 山発産業(現・シュワルツコフヘンケル)もかつては堂島に本社を置いていた。
[編集] 堂島に建つ主な高層ビル
- 大阪三菱ビル
- 新ダイビル
- 大阪全日空ホテル
- アクア堂島
- 堂島アバンザ
- 近鉄堂島ビル
- 三菱電機堂島ビル
- サントリービルディング
- 古河大阪ビル
- アクシスビル
- 電通堂島ビル
- 新藤田ビル
- 東洋紡ビル
- NTTテレパーク
- NTTデータ堂島ビル
- NTT堂島第1ビル
- NTT堂島第2ビル
- NTT堂島第3ビル
[編集] 外部リンク
梅田: | 梅田スカイビル - ウェスティンホテル大阪 - アクティ大阪 - 阪急グランドビル - 新阪急ホテルアネックス - 大阪マルビル - 大阪駅前第3ビル - 大阪駅前第4ビル - 梅田DTタワー - 大阪第一生命ビル - 梅田第一生命ビル - ヒルトン大阪 - アプローズタワー - ピアスタワー - 毎日放送本社 - 梅田センタービル - ニッセイ同和損保フェニックスタワー |
---|---|
西梅田: | ヒルトンプラザ ウエスト - ハービスOSAKA - ハービスENT - 大和ハウス大阪ビル - 大阪モード学園 - 梅田ダイビル - 明治安田生命大阪梅田ビル - スノークリスタル - 毎日新聞本社 |
堂島・福島: | 堂島アバンザ - 近鉄堂島ビル - NTTデータ堂島ビル - NTTテレパーク堂島第二ビル - アクア堂島 - 新藤田ビル - 大阪中之島合同庁舎 - ラグザ大阪 |
中之島: | 中之島センタービル - 関電ビルディング - 中之島セントラルタワー - 中之島三井ビルディング - リーガロイヤルホテル大阪 - 大阪三井物産ビル - 大阪府立国際会議場(グランキューブ) - 住友病院 - 中之島プラザ - 中之島インテス |