パレスサイドビルディング
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パレスサイドビルディングは、東京都千代田区一ツ橋一丁目(竹橋駅前)にある毎日新聞社系列の「株式会社毎日ビルディング」運営の高層ビルである。建築設計は、日建設計であり、チーフアーキテクトは林昌二であった。
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[編集] 概説
1963年、当時、千代田区有楽町にあった毎日新聞東京本社の社屋が手狭になったことから、雑誌『リーダーズ・ダイジェスト』の日本法人、並びに三和銀行(現・三菱UFJフィナンシャル・グループ)グループの東洋不動産の3社共同出資により、一ツ橋のビジネス街に高層ビルを建設することを目的とした株式会社パレスサイドビルディングが設立された。
工事は1964年7月から着工し、1966年10月1日に竣工。この日より毎日新聞、スポーツニッポン新聞の東京本社(但しスポニチ東京本社の編集機能のみ港区芝浦に所在)、並びにリーダーズ・ダイジェスト日本法人がここに本社機能を移転した(なお、リーダーズダイジェストは1985年に日本法人を清算解散、スポニチ東京本社も1988年に江東区越中島の新社屋に移転。編集機能も集約した)。
建物は地上9階、地下6階、塔屋(タワー部分)3階建てで構成されている。2本の円柱はエレベーター棟。
施設の老朽化を考慮し1990年から「ビルリフレッシュ5年計画」というプロジェクトを立ち上げ、1992年には建設省の外郭法人・建築・設備維持保全推進協会主催の「BELCA賞ロングライフビル部門」に「築20年を経過しながらも美しく機能的に管理していること」から表彰される。また1999年にはDOCOMOMO日本支部・日本建築学会主催の「近代主義建築20選」にも選抜。「日本の近代建築を象徴する円・線・表面の組み合わせが美しい」ということで、戦後建築のビルとして唯一表彰された。
2005年4月1日を持って、毎日新聞社各本社社屋を管理・運営していた株式会社毎日大阪会館、株式会社毎日西部会館及び株式会社毎日名古屋会館を吸収。株式会社パレスサイドビルディングを存続会社として株式会社毎日ビルディングが管理・運営することとなった。
毎日新聞東京本社、並びに毎日新聞社と資本関係のある企業が大挙入居しているほか、地下~地上1階付近には一般市民が利用できるレストラン街などがある。9階には近畿の放送局毎日放送(MBS)の東京支社が入居しており、在東京ラジオスタジオも設置されていることから、「ヤングタウン土曜日」や「ゴチャ・まぜっ!」(除く木曜)など同局の一部のラジオ番組収録が行われるが、東京では放送されないことから東京の一般市民にはあまり知られていない。
[編集] その他
- 3社ニュース(かつての日本テレビ放送網・東京放送の夕方ニュース)や、5社ニュース(関東のUHF放送各局)で行われた毎日新聞ニュースのテーマタイトルに当ビルディングが使用され、鳩が飛び交う場面が紹介された。
[編集] 関連文献
- 毎日ビルディング・編 『パレスサイドビル物語 -- ビルに歴史あり』 毎日新聞社 2006年10月 ISBN 4-620-60620-0
[編集] 外部リンク
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