堀井学
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男子 スピードスケート | ||
銅 | 1994 | 500m |
堀井 学(ほりい まなぶ、1972年2月19日 - )は元スピードスケート選手。北海道室蘭市出身。最終学歴は専修大学卒業。
小学4年からスピードスケートを始める。1987年、白樺学園高等学校に入学。その後専修大学商学部へ。リレハンメルオリンピック500mで銅メダルを獲得。1996年にはワールドカップ500m総合優勝、1000mで世界記録樹立など、スピードスケートの第一人者として世界の頂点を極める。しかし、長野オリンピックを翌年に控えた1997年にはスラップスケートが出現し、コーナーの滑り方のうまさで世界レベルの選手として活躍していた堀井にとってスラップスケートはまさに「憎き存在」であった。同じ高校の後輩である清水宏保はスラップスケートを習得して長野オリンピック500mで金メダル、1000mで銅メダルを獲得したのとは対照的に、堀井は同オリンピック500mと1000mのいずれも惨敗に終わった。長野オリンピック後も現役を続けたがスラップスケートを修得できず、ソルトレークシティオリンピックに出場したものの500mと1000mでいずれも惨敗に終わり、同オリンピックを最後に現役を引退した。
ノーマルスケートでは並の選手であったカトリオナ・ルメイ・ドーン(カナダ)がスラップスケートの出現で長野オリンピックとソルトレークシティオリンピックの500mでいずれも金メダルを獲得したのに対し、堀井はスラップスケートの出現で世界レベルの選手から並の選手になってしまった。選手として不遇に終わってしまった感は否めない。
2006年2月に開催されたトリノオリンピックではジャパンコンソーシアム(テレビ)、NHKラジオ第1放送の解説者として出演した。
[編集] 主な成績
- 1994.2 リレハンメル五輪 500m 3位入賞(銅メダル獲得)
- 1998.2 長野五輪 500m 13位、1000m 17位
- 2002.2 ソルトレークシティー五輪 500m 14位、1000m 22位