名古屋国際中学校・高等学校
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名古屋国際中学校・高等学校(なごやこくさいちゅうがっこう・こうとうがっこう)は愛知県名古屋市昭和区にある学校法人栗本学園が運営する男女共学の私立中高一貫校である。教育基本法第1条に基づく学校であり、いわゆる無認可のインターナショナルスクールではない。
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[編集] 沿革
1935年に名古屋鉄道学校として開校する。学制改革の後、財団法人光陵高等学校から名古屋商科大学附属高等学校を経て1994年に名古屋国際高等学校へ改称する。2003年より名古屋国際中学校を併設型として設置し、国際理解教育に重点をおいた中高一貫教育を開始する。
[編集] 概要
加速度を増すグローバリゼーションの進展に対応できる教育環境の実践として、1990年代前半に設置者により考案され、2001年に愛知県に計画申請を行い2003年に設立された県内21校目の私立中学校である。次世代の国際舞台で活躍できる人材の育成を目標に掲げており、英語を母国語とする多国籍の英語科教員が日本人教員と共同で担任する学級運営を実践している。一般生対象の入試に加えて帰国子女対象の入試も実施しており、東海地区では数少ない海外子女教育振興財団の会員校でもある。
校名からも推測できるが、国際色ある行事に特徴があり、世界各国の政府関係機関の協力を得て実施される国際理解講演会やカナダ(アルバータ州)とアメリカ合衆国(ニューヨーク州)で実施される国際理解研修は、世界に視野を広げた国際教養を身につける機会として全員参加が原則となっている。国際理解研修先で訪問するアルバータ大学キャンパス内の広大な栗本日本庭園は、創立者である栗本祐一が日本人で初めて卒業したことを記念して建造されたゆかりのある日本庭園でもある。
[編集] 建学の精神
開拓魂(フロンティアスピリット)
[編集] 教育目標
次世代の国際舞台で活躍できる人間の育成
[編集] 定員
- 中学部 1学年120名(1学級40名の3学級)
- 高校部 1学年160名(1学級40名の4学級)(普通科80名・国際教養科80名):中学部の在籍生徒は普通科へ内部進学し、中学部以外からの生徒は国際教養科へ外部進学する。2007年度入試から国際教養科のみの生徒募集に移行となる。
[編集] 設置学科
- 普通科
- 国際教養科
[編集] 所在地
[編集] 交通手段
地下鉄鶴舞線および桜通線「御器所駅」下車、2番出口より東(西友方面)へ徒歩約5分
[編集] 文化祭
光楓祭(こうふうさい)と呼ばれ、国際理解講演会がオープニングセレモニーとなっている。学年を超えた生徒達による英語劇は毎年人気があり、過去に「オズの魔法使い(The Wonderful Wizard of Oz)」「サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music)」等がある。
[編集] 部活動実績
[編集] 著名なOB・OG
[編集] その他の活動
英語を母国語とするスタッフによる初等英語教育支援活動(P-KIDS)を名古屋市内の小学生に無償で提供している。授業では部分イマージョン・プログラムが実践されているが、毎年、定員を大幅に越える応募のためそのほとんどが抽選で落選している。