原哲男
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原哲男(はら てつお、本名:柳原哲也、1934年3月21日-)は、昭和・平成期のお笑い芸人、俳優。
[編集] 来歴・人物
熊本県熊本市上近見町に生まれる。九州学院高等学校卒業後、剣戟の「富士川昇一座」に入って、九州を巡業する。
1953年、大阪に出て、「堀江洋子一座」に入る。その後、ストリップ劇場のコメディアンに転向して、新世界の劇場などに出演していたが、生活に困窮し、堀江洋子一座で一緒だった島田洋之介の紹介で1963年、吉本興業に入社する。
以後、吉本新喜劇で活躍し、1969年 には座長になる。また、『てなもんや三度笠』では、毎回CM時に藤田まこと、白木みのると掛け合いで登場し、レギュラー出演していた。新喜劇では四角い顔と黒ぶち眼鏡から「カバ」の愛称で親しまれ、「誰がカバやねん」というギャグで笑いを誘った。1990年に新喜劇を脱退。以降、『部長刑事』などのドラマに出演し、幅広い活躍をしている。その一方、新喜劇脱退後も、ABC朝日放送で毎週日曜日に放送されている『日曜笑劇場』には、ゲストとして出演している。また、オリバーソースのTVCMには不可欠な存在である。
芸名は漫画家の原哲夫と読みが同じで一文字違い、本名はアメリカザリガニの柳原哲也と同姓同名である。