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南大東空港(みなみだいとうくうこう Minami-Daito Airport)は、沖縄県島尻郡南大東村(南大東島)にある第三種空港。
[編集] 歴史
- 1934年 日本海軍の飛行場として建設。
- 1963年 滑走路を整備。滑走路長は1,323mとされた。
- 1970年 民間の定期航空路線が開設(那覇線)。YS-11が就航する。
- 1973年 前年の沖縄県本土復帰による設置許可(第三種空港)。しかし、滑走路長のカウントを日本の航空法に合致させると800mしかないことが判明(従来は米国法に準拠していた)。このためYS-11は発着できなくなる。
- 1997年 滑走路長1,500mの新南大東空港が完成、旧空港を廃止し移転。
- 1998年 新南大東空港を南大東空港に改称。
[編集] 航空管制
- 管制は、国土交通省大阪航空局那覇空港事務所が担当
[編集] 航空灯台
局名 |
種別 |
周波数 |
識別信号 |
運用時間 |
南大東 |
VORDME |
117.800 |
MDE |
8:00~18:00 |
南大東島 |
NDB |
405.00KHz |
MD |
24時間 |
- 保守は、国土交通省大阪航空局那覇空港事務所那覇システム統制官が担当
- 受信報告書は、返信用切手を同封の上、上記事務所先任航空管制技術官へ送ること
- 周波数の単位は、一部を除いてMHz
[編集] 路線
- 琉球エアーコミューター
-
午前便は那覇空港 - 南大東空港 - 那覇空港の単純往復。午後便は那覇空港 - 南大東空港 - 北大東空港 - 那覇空港の三角ルートで行われ、曜日によってその回りが逆になる。一部運賃を除き、北大東への経由便であっても直行便と同じ運賃となる特例が適用される。
なお、那覇→南大東(または北大東)は経由する大東島での燃料補給をしない関係上、搭乗できる乗客が33名に制限されている(那覇行きは定員通りの39名が搭乗可能)。
[編集] その他
- 北大東空港とを結ぶ航空路は世界一短い。
- 直線距離にして約12km(7マイル)
- 所要時間10分
- 飛行時間約3分
- 旧空港跡地は村営住宅やラム酒の製造工場となっている。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク