千原英喜
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[編集] 略歴と作風
東京藝術大学音楽学部作曲科卒業、同大学大学院修士課程修了。間宮芳生、小林秀雄に師事。日本音楽コンクール第2位、トリエステ市賞、グィード・ダレッツォ国際合唱コンコルソ入賞など、国内外における受賞歴を持つ。1990年代末から合唱作品で注目されはじめ、NHK全国学校音楽コンクール課題曲作曲家にも選ばれている。
多くの作品において、日本の伝統音楽や古典に取材し、それを西洋の音楽(特にキリスト教の聖歌)と結びつけることが彼の特徴の1つである。たとえば、彼のもっとも古い合唱作品である「志都歌」は、『古事記』をテキストにして、日本の雅楽や催馬楽などと西洋のルネサンス音楽を結びつけたものである。師の間宮芳生譲りの土俗性を浄化させた作風は器楽作品でも顕著であり、ヴィオラとピアノの為の「祭文」のようにエンターティナーとしての一面も見せるなど、守備範囲の広い創作を展開している。
中世から近世にかけての日本音楽の研究者として活動も大きなウェイトを占めている。ピアニストとしても、自作の演奏には必ず関り、集中力の高い力演を聞かせてくれる。非常に親切な人柄とは裏腹に、呪術的な執念が全作品にみなぎる。
大阪コレギウムムジクムにてCD「千原英喜全集」が進行中である。
[編集] 主要作品
管弦楽曲
- 弦楽のためのシンフォニア第1番《天地紋様》
- 弦楽のためのシンフォニア第2番《CANTUS SPIRITUS》
- 弦楽のためのシンフォニア第3番《星乃音取》
合唱曲
- 混声合唱
- 唱歌(しょうが)
- おらしょ
- 阿知女作法(あちめのわざ)
- 銀河の序
- マリア・オリエンタリス [東方のマリア] ~混声合唱のための5つの聖母賛歌
- どちりなきりしたん
- 猿楽談義《翁》
- 南京玉簾
- 淀川三十石舟唄
- ラプソディー・イン・チカマツ
- レクイエム
- ある真夜中に
- 一寸法師
- 女声合唱
- 志都歌
- 二つの御田植歌 ~田植神事による女声(児童)合唱のために
- だんじゅかりゆしや
- 春のヴァリアンテ
- 男声合唱
- 東海道中膝栗毛
- リグ・ヴェーダ《宇宙創造の賛歌》
- Dixit et Magnificat - Canticum Sacrum Nipponicum -
- 荘厳[光にむかって]ラテン語聖歌による男声合唱のために
[編集] 外部リンク
カテゴリ: クラシック音楽関連のスタブ | 日本の作曲家 | 1957年生