北九州工業高等専門学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

国立北九州工業高等専門学校（こくりつきたきゅうしゅうこうぎょうこうとうせんもんがっこう）は、福岡県北九州市小倉南区にある高等専門学校である。 通称北九州高専、北九高専。 英語表記はKitakyushu National College of Technology、KCTと略される。

目次 1 沿革 2 現況 3 入学志願者状況 4 制服 5 設置学科 5.1 学科 5.2 専攻科 5.3 交通アクセス 6 外部データ

[編集] 沿革

• 1965年4月1日　北九州工業高等専門学校設置
• 1965年4月24日　開校、機械工学科・電気工学科設置
• 1970年4月1日　化学工学科設置
• 1987年4月1日　電子制御工学科設置
• 1989年4月1日　機械工学科を機械工学科と制御情報工学科に改組(以前は機械科が2クラス)
• 1996年4月1日　専攻科設置
• 1998年4月1日　化学工学科を物質化学工学科に設置
• 1999年夏休み　あばうたぁ～ず設立（ロボコン活動を中心に地域社会貢献活動を行う）
• 2002年4月1日　電気工学科を電気電子工学科に改組
• 2003年4月1日　化学工学専攻を物質化学工学専攻に設置
• 2004年4月1日　独立行政法人に移行
• 2004年未明　　学食から牛丼が消える(BSE騒動の余波)
• 2006年? 「生産デザイン工学」教育プログラムにおいてJABEE認定

[編集] 現況

2001年度に混合学級制廃止。これにより5年間クラスメートが変わらない旧来の体制に戻る。
また、授業時間が50分制から90分制となる。

2003年度から成績にGPA制を導入。これはアメリカの大学のシステムを模倣したもので、
95点以上をGP4.0とし、90～94点でGP3.5、以降5点区切りでGPが0.5ずつ下がる。
このGP(Grade Point)を単位数を考慮した上での平均値をGPAといい、
GPAが1.0以上なければ学年末に再試験が受けれない。
つまり、合格点が65点(GP=1.0)となったことにより、数年前まで50点だった欠点が15点上がったことになる。
2006年度においてこの制度は更に変更され、90点以上が4.0となり、点数過重もあるなど、様々な改革が行われたが未だすべての変更点を網羅している人物がいるとは言えない。

2006年度からさらなる改革が始まる。
この年度から90分授業から100分授業に変わり、下校時間が遅くなる模様である。
これは多くのJR日田彦山線利用者にとって望ましくない改革である。
しかも老朽化が進んだ電気機械棟が改装されることにより、多くの難民が発生することに波紋を呼んでいる。
現状において電気機械棟は天井のタイルがはげ、各部のコンクリートに亀裂が見られる等、
既に基礎工事にガタがきている兆候が見られるため、改築でなく改装を行うことを危険視する声もある。
毎年非常に高い求人があり、多くの学生を世に送り出している。また、大学編入も盛んである。
近年では就職:進学の比が1:1を超え、進学する人間のほうが多くなっている。
特に物質化学工学科でその傾向が顕著である。
主な進学先としては九州大学工学部、九州工業大学、北九州大学、北九州高専専攻科などがある他、
熊本大学や広島大学、長崎大学、鹿児島大学等、各地方の大学に多数の進学者がいる。
また、東京大学、京都大学、東京工業大学等の難関大学に、少数ではあるが進学している。

[編集] 入学志願者状況

学科名	入学定員	推薦	学力	計	倍率
機械工学科	40	11	80	91	2.3
電気電子工学科	40	7	53	60	1.5
電子制御工学科	40	25	60	85	2.1
制御情報工学科	40	30	55	85	2.1
物質化学工学科	40	37	93	130	3.3
	200	110	341	451	2.3

06年度入試情報による

[編集] 制服

1年生から3年生までが制服、4年生以上は私服である。 基本的に衣替えの期間は無く、まれに夏に冬服、冬に夏服、1年中スーツの人がいる。

[編集] 設置学科

[編集] 学科

• 機械工学科
• 電気電子工学科 : 2002年より電気工学科から改名
• 電子制御工学科 : 1987年,電気工学科より派生
• 制御情報工学科 : 1989年,機械工学科より改組
• 物質化学工学科

[編集] 専攻科

• 生産工学専攻
• 制御工学専攻
• 物質化学工学専攻 : 2003年,化学工学専攻より改名

[編集] 交通アクセス

• JR小倉駅からJR日田彦山線・志井公園駅下車。約20分
  
• JR小倉駅から北九州モノレール・志井駅下車。約20分
  
• 両駅から本校まで徒歩約10分
  
• 西鉄バス停「北九州高専前」下車。バス停から構内まで徒歩約1分。
  

どちらも所要時間は同じだが、本数がモノレールは6本/時に対し、日田彦山線(通称日田彦)は1本/時であり、
日田彦山線の不便さは否めない。しかし鹿児島本線から乗り換えて通学する場合、
格段に運賃が安く収まるという利点があり、こちらを利用する学生も多数いる。 ストパー男子が多い

[編集] 外部データ

• 北九州高専ホームページ