包帯
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包帯(ほうたい)は、、傷や出血などの箇所に、その出血を止めたり、血や膿などを吸収させたり、あるいはその化膿を防ぎ、清潔を保つために当てる保護ガーゼを固定するガーゼ生地の布である。繃帯(繃は、つかねる、まく、つつむの意)とも表記される。包帯には適度の厚みと幅が必要である。傷や出血箇所を清潔を保つための保護ガーゼを固定したり、患部に巻いたり、負傷した腕を吊ったり、あるいは骨折部分に添えられた副子(そえ木)を固定したりするなどその使用法はさまざまである。また関節部分には、伸縮性のあるネット状のものを使用することもある。一見、ただのネットのように見えるがこれも包帯の一種である。これは頭部の負傷にも用いられる。
救急医療の場面では、三角巾をさまざまな折りたたみ方で、止血、吊り包帯、頭部の保護などに用いる。それらの応用法を包帯法と呼んでいる。日本赤十字社が救急法の講習で指導しているものが広く一般に普及している。
また、格闘技や激しいぶつかりあいのあるスポーツなどでも、負傷を防いだり、既に軽度の負傷がある場合にも、その部位を保護するためのサポーターとして、伸縮性のある弾性包帯を使用することがある。
[編集] 包帯の種類
- 巻軸包帯
- 弾性包帯(伸縮性包帯)
- 救急絆創膏
- 三角巾
- ネット包帯
- ギプス包帯