初恋スキャンダル
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『初恋スキャンダル』(はつこいすきゃんだる)とは、尾瀬あきら作の漫画、およびそれを原作にした同名のテレビドラマ。昭和60年第31回小学館漫画賞受賞。
1981年~1986年の間、小学館少年ビッグコミック(現週刊ヤングサンデー)にて連載。単行本は、小学館より、18巻刊行。
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[編集] 作品概要
80年代に流行っていた、いわゆるラブコメ(ラブ・コメディーの略:恋愛を題材)もので、読者層は掲載誌のマーケットと同様でミドル~ハイティーンの男子であった。主人公は、都立紅葉高2年の矢崎哲で、近所に住む同じ学年で幼なじみの長岡久美との友達以上恋人未満の恋愛模様といった二人の人間関係や感情の機微の描写を基軸に、学園内や家庭での登場人物とのエピソードをからめながら、物語は進行していく。基本的には学園ラブコメもので、作品前半では登場人物の恋愛模様を基軸として物語が展開していくが、中~後期では学園内社会派の様相を呈してくる。なお、物語は、高校2年の始業式直前~高校3年の始業式直前までの間の約1年を描いているが、連載期間は足かけ6年に及んでおり、サザエさんなどと同じく登場人物がほとんど加齢しなかった。よって連載時には実際の季節と作品中の季節は一致しなかった。また、本作品中に初恋のスキャンダルに関するエピソードは一切無く、タイトルと直接、関係のない物語が進行したのもおもしろい点である。
[編集] 主な登場人物
- 矢崎哲
- 主人公。久美と近所で幼なじみで、友達以上、恋人未満的関係。八百屋八百政の次男。剣道部所属。優柔不断な性格でおせっかいが生活信条。たえ子とはキスをした仲。
- 長岡久美
- 哲と近所で幼なじみ。やや気が強く、哲をしばしばひっぱたく。美術部所属。
- 相沢たえ子
- 美人。勉強はできるが、集団生活は苦手なタイプ。両親は離婚。桜上水在住。
- 安岡卓也
- ケンカに秀で、キザ。孤高の格好つけたがり。村田素子と幼なじみ。吉祥寺在住。停学歴2回。高校を退学する。
- 品川克彦
- 純朴な野球バカタイプ。野球部所属。代田橋在住。
- 山田努
- カメラと異性とアイドルに情熱を燃やし、研究熱心なタイプ。3枚目キャラ。
- 阿部しのぶ
- 素直な性格。バレー部。
[編集] その他
登場人物の生活圏、行動圏が東京の京王線沿線で設定されており、新宿、高尾、京王線の駅などが作品中に描写されている。また、哲と久美は東京都世田谷区または調布市在住で設定されている。
[編集] どろんこ恋歌
どろんこ恋歌(ラブソング)(少年ビッグコミック80年20号掲載 尾瀬あきら選集1マリン・ブルー!!収録)は、初恋スキャンダルの原型ともいえる作品。特に哲、努、芝先生のキャラクター設定はそのまま初恋スキャンダルに継承されている。
[編集] テレビドラマ「初恋スキャンダル」
[編集] 出演
他
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