六韜
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六韜(りくとう)は中国の兵法書。太公望呂尚が書いたといわれているが、後世の偽作。普通、『三略』という書物と併称される。また、前漢王朝の基礎を築いた軍師、張良が黄石公から譲り受けたといわれている書物でもあり、文、武、龍、虎、豹、犬の六巻から成り立っている。中でも「虎の巻」は、兵法の極意として慣用句にもなっており、源義経が、陰陽術師の鬼一法眼から譲り受けたという伝説がある。 1972年に発掘された銀雀山漢墓群より出土した竹簡の中に六韜が含まれて居た事が判明し、前漢に当る紀元前2世紀には存在したのではないかとの説もある。
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