公安9課
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公安9課(こうあんきゅうか)は、『攻殻機動隊』に登場する架空の組織。
俗称は「攻殻機動隊」で、さらのその略称は「攻機」。ただし、作品中においてその名称で呼ばれた場面は少ない。
[編集] 概要
核戦争における行政再編で設置された、内務省内に設置された首相直属の特殊部隊。その素性は秘密のベールに包まれており、詳細を知る者は少ない。主な任務は要人警護、汚職摘発、無差別殺人・電脳及び特殊犯罪等の抑止、捜査、検挙である。また「攻性」の組織、すなわち犯罪が行われる以前にその芽を探し出し潰すことを目的としており、積極的にテロリストを暗殺、殲滅する行動もとる。電脳戦・情報戦を得意とするが、実力排除を目的としているため、自衛軍や警察からの引き抜きが多い。それゆえに隊員は銃器や体術を用いた戦闘に長けており、多くの突入作戦などでその実力を見せている。
公安9課員には司法警察職員としての権限が与えられているとみられ、銃の携行や犯人の逮捕などが認められている。また、非公然組織ゆえ一般人相手には「(自分達は)警察官である」と名乗るようである。劇中では公安1課、外務省直属の公安6課、厚生労働省直属の麻薬取締強制介入班や、海上保安庁の特殊警備隊など、行政省庁直属の特殊部隊は複数存在している。
公安9課には政府より多額の予算が承認されており、会議・捜査・検証用の本部施設、内偵用の車両(偽装バンなど)から、自動小銃、対戦車火器、ヘリコプター、ティルトローター機、さらにはAIの搭載により、人間の言葉を理解し、自ら思考・発言することもできる多脚思考戦車(シンク)「フチコマ」(アニメでは「タチコマ」及び「ウチコマ」)、その運搬のための車輌まで、軍隊並みの重装備が与えられている。また、隊員個人で火器を隠匿したり、セーフハウス(隠れ家)を持っているなど、給与の高さも伺える。『S.A.C』シリーズにおけるイシカワの電脳パチンコ店のように、副業をもつ隊員もいる。
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