全般性不安障害
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全般性不安障害(ぜんぱんせいふあんしょうがい、Generalized Anxiety Disorder)は不安障害の一種であり、一番の特徴である過剰な不安、それにくわえて落ち着きがなくなったり、疲れやすい、集中できない、眠れない(不眠)、肩こりなどが起こる病気。かつてはパニック障害とともに不安神経症と呼ばれていた。
[編集] 概要
誰もが感じる正常な不安ははっきりした理由があってその間だけ続く。しかし、全般性不安障害の場合にはいつまでも不安が続く病的不安が慢性的に6ヶ月以上続く。不安障害のなかでは一般的で発症は10代半ばが多いが、精神科にはかなりの時を経て受診するケースが多い。原因はわかっていないが遺伝的要因や神経質の性格、現在のストレス状態や自律神経の障害などが発症の影響だと言われている。治療には抗不安薬などを使う薬物治療か精神療法が用いられる。抗不安剤(ベンゾジアゼピン系)は長期間服用した場合、精神的依存や眠気などの副作用がある。