全米科学財団ネットワーク
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全米科学財団ネットワーク(ぜんべいかがくざいだんネットワーク、National Science Foundation Network)は、1990年代前半のインターネットのバックボーンの一部として運用されていたコンピュータ・ネットワーク。初期の運用ポリシーでは、通信は学術研究目的に限るとされていた。
全米科学財団は1981年に研究者がスーパーコンピュータにアクセスできるように、開かれたネットワークを生み出す計画を立てる。1985年、全米科学財団は5か所のスーパーコンピューターセンターを開設するための資金集めを開始する。そして、1986年にはCSNETが再構成され、他のネットワークと接続する全米科学財団ネットワークが誕生する。全米科学財団ネットワークはこれらのスーパーコンピューターセンターを結び、ネットワーク越しにセンター内のスーパーコンピューターに無償でアクセスできるようにした。誕生当初、通信速度は 56 kbps だったが、ネットワークトラフィックの増大に伴い、1988年には 1.5 Mbps、1991年 には 45 Mbps へと増強された。
1987年から1995年の間は、全米科学財団ネットワークはIBMとMCI共同出資の非営利企業 Merit Network, Inc. により運用された。その間の1994年に全米科学財団ネットワークは NERN に改称される。
1995年4月30日に全米科学財団ネットワークのバックボーンサービスは新たなアーキテクチャに置き換えられ、全米科学財団ネットワークのバックボーンとしての運用は終了した。以降、全米科学財団ネットワークそれ自体は研究用ネットワークとして運用されている。
[編集] 関連項目
- ARPANET
- InterNIC
- AUP