保善高等学校

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保善高等学校（ほぜんこうとうがっこう）は東京都新宿区大久保にある私立高等学校。

男子校でありスポーツが盛ん。ラグビーは全国高等学校ラグビーフットボール大会で過去4度の優勝を誇る古豪で、陸上競技部も全国高校駅伝に15回出場し、インターハイの常連でもあったが、近年はサッカー、バスケット、空手、スキーなどのスポーツも大会で上位に入賞している。

建学の精神は『剛健質実』、『初志貫徹』などである。

[編集] 沿革

前身は1916年に開校し、新渡戸稲造が校長を勤めた東京殖民貿易学校。安田財閥の持株会社である安田保善社に経営が移され、1923年4月に東京保善商業学校本科夜間部として創立した。創立した当初は神田に校舎があったが、同年9月1日の関東大震災で消失し現在安田学園中学校・高等学校が所在する両国横網に移った。1938年に昼間部を現在の所在地に移転。1948年には学制改革により普通科を併設し、同時に東京保善高等学校と改称する。1953年には優勝こそ逃すが全国高等学校ラグビーフットボール大会で初めて決勝戦に進出。1957年には念願の初優勝を果たし、1959年、1961年、1963年と優勝を積み重ねていった。1972年に現在の校名に改称。1997年に商業科の募集を停止し、特別進学クラスを新設した。2003年には創立80周年を迎え、校舎を高層化。2005年には大学進学クラス、スポーツ進学クラスを設置した。2005　9月30日。この日は文化祭前日準備日だった。だが、校内で放火事件が連発し、同年の文化祭はさまざまな危険性を考えて、中止となった。大学の進学率は70パーセントを超え、中堅大学から難関大学への合格者が増え続けている。