住吉行宮
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住吉行宮(すみよし あんぐう)は、大阪市住吉区にある国指定史跡。
[編集] 概要
大阪の住吉大社の南に位置し、大社の歴代宮司の津守氏の住之江殿(正印殿)の中におかれた南朝の後村上天皇の後座所(皇宮)で、約10年間行宮とされた。次の長慶天皇は住吉行宮で即位したとされる。
南北朝時代に住吉大社は宮司の津守氏が南朝方であり、住吉大社が南朝に属したことは、瀬戸内海をはさんで九州や四国の南朝との連絡に役立った。というのも、住吉大神は海の神であり、住吉大神を奉じる瀬戸内の海人たちを掌握出来、住吉や吉野と九州や四国との連絡網を確保出来たからである。
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