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人魂(ひとだま)とは、主に夜間に、空中を飛ぶ青白い炎の玉である。鬼火(おにび)、狐火、火の玉などとも言う。
「人魂」の名称は、人の体から抜け出した魂であると考えられたことによる。一般には、球状で尾を引き、青白い色をしていて、あまり高くない所を漂うように飛ぶとされる。主に夜間に見られるが、昼間に見たとする話もある。科学的には、動物などの死体や湖沼から出たリンやメタンが発火したもの、昆虫群や球雷、流星などが人魂に見えたもの、タンポポの綿毛のようなものに発光バクテリアが寄生したもの、あるいは単なる幻覚と説明される。
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