二上達也
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
二上 達也(ふたかみ たつや、1932年1月2日 - )は、日本の将棋棋士。棋士番号57。北海道函館市出身。渡辺東一九段門下。北海道立函館高校(現北海道函館中部高等学校)卒業。
目次 |
[編集] 人物
棋風は居飛車の攻め将棋。
大山康晴に挑み続けた棋士である。加藤一二三等、他のトップ棋士には互角あるいはそれ以上の戦いをしたが、大山にだけ45-116と、対戦成績が非常に悪い。また、大山康晴会長引退の後を受け、2002年まで14年間日本将棋連盟会長を務めた。若かりしころの異名は「北海の美剣士」。カラオケが大好きなことから、「マイク二上」と呼ばれることもある。
二上達也は詰将棋作家としても知られており、代表的な作品集に「将棋魔法陣」がある。また、新聞などでも定期的に出題を行っている。
主な弟子には、瀬戸博晴(六段・引退)・羽生善治がいる。公式戦で弟子の羽生と対局して負けたのが現役引退を決意した原因のひとつだと語っている。
[編集] 昇段履歴
- 1950年 二段
- 1950年 四段
- 1952年 五段
- 1953年 六段
- 1954年 七段
- 1956年 八段
- 1973年 九段
- 1990年3月 引退
[編集] 主な成績
[編集] 獲得タイトル
[編集] 将棋大賞
- 第8回(1980年度) 最優秀棋士賞
- 第17回(1989年度) 特別賞
- 第31回(2003年度) 東京将棋記者会賞
[編集] 記録
- 二段~八段昇段最速 6年