中谷義和
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中谷 義和(なかたに よしかず、1942年6月7日-)は、立命館大学法学部教授。
- 専門は、政治学、とくにアメリカ合衆国の政治理論。
- 明治大学政治経済学部卒業後、同大学大学院を修了し、政治学の博士号を取得。
- 中央大学教授を経て、1987年より現職。
- 緻密なアメリカ政治分析は、日本のアメリカ政治学研究をリードするものであり、田口富久治や岡野加穂留の門下生でもある。
- 中央大学教授を退職してからの立命館大学での業績は夥しく、立命館の知的風土が中谷政治学を形成し、発展させたものである。
- 遠距離ではあるが、明治大学の兼任講師も勤めた。
- 同じ仲間には、明治の校友で専修大学教授の藤本一美がいる。藤本もアメリカ政治研究の第一人者である。岡野門下生である。
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[編集] 著書
[編集] 単著
- 『アメリカ南部危機の政治論――J・C・カルフーンの理論』(御茶の水書房, 1979年)
- 『政治学入門――歴史と概念』(法律文化社, 1998年)
- 『草創期のアメリカ政治学』(ミネルヴァ書房, 2002年)
- 『アメリカ政治学史序説』(ミネルヴァ書房, 2005年)
[編集] 共著
[編集] 共編著
- (田口富久治)『現代政治の理論と動態』(童学草舎, 1986年)
- (田口富久治)『比較政治制度論』(法律文化社, 1994年)
- (田口富久治)『講座現代の政治学(3)現代政治の理論と思想』(青木書店, 1994年)
- (田口富久治)『現代の政治理論家たち――21世紀への知的遺産』(法律文化社, 1997年)
- (安本典夫)『グローバル化と現代国家――国家・社会・人権論の課題』(御茶の水書房, 2002年)
[編集] 訳書
- チャールズ・メリアム『アメリカ政治思想史(1・2)』(御茶の水書房, 1982-1983年)
- F・カニンガム『民主主義理論と社会主義』(日本経済評論社, 1992年)
- ボブ・ジェソップ『国家理論――資本主義国家を中心に』(御茶の水書房, 1994年)
- F・カニンガム『現代世界の民主主義――回顧と展望』(法律文化社, 1994年)
- チャールズ・E・メリアム『政治学の新局面』(三嶺書房, 1996年)
- フィリップ・レズニック『21世紀の民主政』(御茶の水書房, 1998年)
- デイヴィッド・ヘルド『民主政の諸類型』(御茶の水書房, 1998年)
- J・G・ガネル『アメリカ政治理論の系譜』(ミネルヴァ書房, 2001年)
- デイヴィッド・ヘルド『グローバル化とは何か――文化・経済・政治』(法律文化社, 2002年)
- ジェームズ・ミッテルマン『グローバル化シンドローム――変容と抵抗』(法政大学出版局, 2002年)
- D・ヘルド, A・マッグルー『グローバル化と反グローバル化』(日本経済評論社, 2003年)
- フランク・カニンガム『民主政の諸理論――政治哲学的考察』(御茶の水書房, 2004年)
- D・ヘルド, M・K・アーキブージ編『グローバル化をどうとらえるか――ガヴァナンスの新地平』(法律文化社, 2004年)
- D・ヘルド『グローバル社会民主政の展望――経済・政治・法のフロンティア』日本経済評論社, 2005年)
- ボブ・ジェソップ『資本主義国家の未来』(御茶の水書房、2005年)