上海列車事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
上海列車事故(しゃんはいれっしゃじこ)は、1988年3月24日に中国上海で起こった列車事故である。修学旅行で当地を訪れていた高知県の高知学芸高校1年生ら193人を乗せた列車が対面の急行列車と正面衝突、36名が負傷し生徒26名(のちに1名増)と引率教諭1名が死亡した。 中国当局の調べでは、原因は修学旅行生を乗せた列車の運転手による信号の見落としと結論付けられ、翌年3月より補償交渉が進められた。しかし中国側との補償交渉は当時の政治的問題や経済格差、日中友好ムードにも押され難航を極めた。また不可解な旅行目的や日程、事故後の対応など学校側の責任も問われ、一部の遺族らが学校側を訴える事態にまで発展した。
[編集] 関連人物
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 『心の補償―高知学芸高校上海列車事故』後藤淑子著 ISBN: 4062063123(1993/02)