上條淳士
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上條 淳士 (かみじょう あつし、1962年- )は、日本の漫画家。東京都出身。 代表作に『TO-Y』『SEX』など。上條淳士と村瀬葉子の統一ペンネームであるが合作、共作ではなく村瀬葉子はアシスタントの立場にある。一部の作品は上條淳士&Yoko のペンネームで発表されている。
目次 |
[編集] 略歴
デビュー作は、1983年の週刊少年サンデー増刊号の『モッブ★ハンター』である。その後、少年サンデー増刊号に数本の読み切り作品を掲載後、「週刊少年サンデー」にて前後編からなる『ごお・うえすと』を掲載した後、同誌にてZINGY(原作:雁屋哲)を掲載。
その後、1985年から1987年まで同じく週刊少年サンデーにて、インディーズ・バンドのリード・ボーカリスト藤井冬威(TO-Y)を主人公にした『TO-Y』を執筆、この作品が高い評価を受け出世作となり、後にOVA化される。
[編集] 作風
TO-Y以前の作品はナンセンスさが漂うコメディータッチな作品が多かった。 画風も太めの描線と書き込まれた背景を特徴としていた。
デフォルメされた表現や効果を用いず、瞬間を切り取ったコマ割りの中に躍動感あふれる主人公の動きを表現した。 背景を重視し、捨てコマといわれる背景だけのページを排し、背景だけでキャラクターの心情を表現する等それまでのマンガには無い表現方法を確立した。 背景色の白地さえも絵の一部として扱い、無駄な線を排除した透明感やメリハリのある陰影表現は、今も漫画家志望者に多大な影響を与え続けている。
なお、ホワイトを使って原稿を汚すのが嫌いで、ペン入れの失敗はホワイトを使わず全て描き直す事で有名。
村瀬葉子は高校の後輩であり、女性キャラクターは主に彼女が作画している。
漫画以外にも広告のイラスト、挿絵等もを手がけている。
[編集] 作品リスト
[編集] 1983年
- モッブ★ハンター(デビュー作・週刊少年サンデー増刊号掲載)
- 探偵部物語(読切作品・週刊少年サンデー増刊号掲載)
- 怪傑委員会(読切作品・週刊少年サンデー増刊号掲載)
- ごお・うえすと(前後編連載・週刊少年サンデー掲載)
- ボーイ・きみは完璧さ(読切作品)
[編集] 1984年
- やつらが最高!(読切作品)
- 愛ト青春ノ旅ダチ(読切作品・週刊少年サンデー増刊号掲載)
- ZINGY (原作:雁屋哲・週刊少年サンデー連載)
[編集] 1985年
- 密林伝説(読切作品)
- 最後のヒーロー(読切作品)
- TO-Y (~1987年・週刊少年サンデー連載)
[編集] 1986年
- ありがちダよなっ(読切作品・ROCKIN'ON JAPAN掲載)
[編集] 1987年
- 山田のコト(読切作品・週刊少年サンデー増刊号掲載 TO-Yのスピンオフ作品)
- サクセすごろく(読切作品・ROCKIN'ON JAPAN掲載)
- TO-Y最終回?!(読切作品・ROCKIN'ON JAPAN掲載)
- Giraffer Boy(読切作品・ROCKIN'ON JAPAN掲載)
- 大河ロック漫画連載予告!?(読切作品・ROCKIN'ON JAPAN掲載)
- 究極(死語)のアシスタントの要項とは?!(読切作品・ROCKIN'ON JAPAN掲載)
- LET IT ROLL
- FLOWERS OF ROMANCE(読切作品・LaLa掲載)
- 花のピュンピュン丸(読切作品・Hot-Dog PRESS掲載 ※つのだじろう原作のアニメとは別作品)
[編集] 1988年
- SEX(~1992年・ヤングサンデー連載)
- ロック道(~1989年・ROCKIN'ON JAPAN連載)
[編集] 1989年
- AFTER SEX(~1990年・ROCKIN'ON JAPAN連載)
[編集] 1995年
- 赤×黒(ヤングサンデー連載)
[編集] 1996年
- 赤×黒 外伝(~1997年・週刊ヤングサンデー大漫王連載)
[編集] 2000年
- 8(エイト)(~2003年・ビッグコミックスピリッツ連載)
[編集] 2002年
- 帰れない二人(読切作品・Adidas MANGA FEVER掲載)
[編集] 2004年
- カウンター(~2005年・増刊ビッグコミックスピリッツCasual連載 ※エイト外伝)
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