上山草人
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上山 草人（かみやま そうじん、1884年 - 1954年7月28日）は、日本の俳優。宮城県仙台市出身。本名：三田貢。早稲田大学中退。
坪内逍遙の起こした文芸協会に所属していた新劇俳優だったが、自ら劇団・演伎座を起こし、妻の山川浦路、愛人の衣川孔雀らといくつかの劇を上演した。1919年にハリウッドに渡り、サイレント映画に出演。ハリウッドではSojinという名前だったが、特に1924年のダグラス・フェアバンクス主演の「バグダッドの盗賊」でモンゴルの王子に扮して有名になる。その後もポーラ・ネグリ、クララ・ボウ、ロン・チャーニーらと共演した。ハリウッドでは日本人は一度も演じなかったという。
1929年に日本に帰国してからは、個性派俳優として活躍した。1954年、「七人の侍」では盲目の琵琶法師として出演したのを最後に、腸閉塞の手術後に容態が悪化し、70歳で死去した。
谷崎潤一郎とは大正時代から特に親しく、自伝小説『蛇酒』には谷崎が序文を書いている。ほかに続編『煉獄』、『素顔のハリウッド』（1930）の著書がある。
[編集] 出演作品
- バグダッドの盗賊 The Thief of Bagdad(1924)
- スエズの東 East of Suez (1925)
- マンダレイへの道 The Road to Mandalay (1926)
- 唐人お吉 (1931)
- 赤西蠣太 (1936)
- 大坂夏の陣 (1937)
- 鞍馬天狗 (1942)
- 七人の侍 (1954)
- 宮本武蔵 (1954)
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