三遊亭遊三
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三遊亭 遊三(さんゆうてい ゆうざ)は、落語の名跡。当代は3代目。
3代目三遊亭 遊三(さんゆうてい ゆうざ、本名:松嶋明、1938年2月28日 - )は、東京浅草鳥越出身の落語家。出囃子は『お江戸日本橋』。社団法人落語芸術協会理事。
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[編集] 人物
入門して僅か9年目にして真打になったという当時としては異例のスピード出世。「飲む・打つ・買う」の三道楽に掛けた「里賽樽(リサイタル)」という名前の独演会は好調で現在も続いている。「替り目」や「親子酒」で見事な酔っ払いを演じるが、酒は全く飲めない。麻雀はめっぽう強いと評判である。
[編集] 来歴
- 1955年(昭和30年)1月、4代目三遊亭圓馬に入門、「三遊亭とん馬」を名乗る。
- 1958年(昭和33年)9月、二ッ目に昇進。
- 1964年(昭和39年)5月、真打昇進で三代目「三遊亭遊三」を襲名する。
[編集] 得意ネタ
- 文七元結
- 子別れ
- 井戸の茶碗
- 船徳
- たがや
- ぱぴぷぺぽ
- 「ぱぴぷぺぽ」で歌謡曲の歌詞をなぞるという新作落語。
[編集] 受賞
- 1958年(昭和33年) 芸術祭奨励賞受賞(団体)
- 1984年(昭和59年) 芸術祭優秀賞受賞
[編集] テレビ出演
[編集] 弟子
- 三遊亭小遊三
- 三遊亭左遊
- 三遊亭遊吉
- 三遊亭とん馬