三田文学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
三田文学(みたぶんがく)は、慶應義塾大学文学部を中心に刊行されてきた文芸雑誌である。
[編集] 概要
1910年、文学科教授の永井荷風を主幹に創刊。自然主義文学の牙城と言われた『早稲田文学』に対し、反自然主義的、耽美的な作品を多く掲載した。また、塾生から久保田万太郎、水上滝太郎、佐藤春夫らが育ち、三田派と呼ばれた。
1916年荷風が教授辞職後は次第にふるわなくなり、1925年に一時休刊。1926年、水上滝太郎を中心に復刊した(その後1976年に廃刊)。
1985年に復刊し現在に至る(第8次)。年4回発行、事務局は大学内にある。
[編集] 主な関係者
[編集] その他
- 松本清張 『ある「小倉日記」伝』を発表