三国山 (岐阜県)

三国山（みくにやま）は、岐阜県にある山である。岐阜県内には同名の山が3つ存在し、それぞれ「岐阜県・愛知県境」、「岐阜県・長野県境」、「岐阜県・長野県・愛知県境」に位置する。本項では個別に分けて記述する。

[編集] 岐阜県・愛知県境

三国山（みくにやま）は、岐阜県土岐市にある標高701mの山である。山頂には展望台、キャンプ場があり、県立自然公園となっている。濃尾平野を一望できる夜景が美しく、観光客が多い。

山頂まで自家用車の乗り入れが可能である。国道363号から約3kmの距離。豊田市からへも山頂に至る林道がある。

山頂付近には愛知国際放送の送信所がある（所在地は瀬戸市）。以前は地上デジタルテレビジョン放送の実験局も設置されていたが、スピルオーバーが問題となったため、麓に瀬戸デジタルタワーを設置し、ここから地上デジタルテレビジョン放送の電波が発射されている。

山全体が岐阜県土岐市（美濃国）、愛知県瀬戸市（尾張国）と愛知県豊田市（三河国）の3つの国にまたがっていることからこの名がある。

三国山（みくにやま）は、岐阜県下呂市、岐阜県中津川市と長野県木曽郡王滝村との境、阿寺山地にある標高1611mの山。「さんごくさん」とも呼ばれる。ぎふ百山のひとつ。飛騨国、美濃国、信濃国の3つの国にまたがっていることからこの名がある。

三国山（みくにやま）は、岐阜県恵那市、長野県下伊那郡根羽村と愛知県豊田市の境にある標高1162mの山。美濃国、信濃国、三河国の3つの国にまたがっていることからこの名がある。

山頂愛知県側にある池ヶ平牧場は名古屋コーチンの生産地であり、牧場の敷地内にはダートトライアルコースが整備されている池の平ワンダーランドがある。山頂周辺には中新世の火山噴出物である「亀甲岩」と呼ばれる柱状節理が発達した玄武岩が点在しており、愛知県、根羽村の天然記念物に指定されている。