ヴァルター・ノヴォトニー
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ヴァルター・ノヴォトニー(Walter Nowotny、1920年12月7日 - 1944年11月8日)は第二次世界大戦で敵機を258機撃墜したドイツ空軍のエース・パイロット。第二次大戦での最終階級は空軍少佐。騎士十字章、柏葉付騎士十字章、柏葉剣付騎士十字章、ダイヤモンド柏葉剣付騎士十字章受賞。
1920年12月7日オーストリアで生まれ、地元の第54戦闘航空団グリーン・ハート(Jagdgeschwader 54 Grünherz)にて戦闘機訓練を受け、1941年7月19日に初撃墜を記録する。1942年3月には第52戦闘航空団に転属し、56機撃墜の功績により、騎士十字章が授与された。
彼の撃墜ペースは遅かったが、1943年6月以降急激にピッチをあげ、43年10月14日は442回目で250機の撃墜を達成する。彼には柏葉付騎士十字章、柏葉剣付騎士十字章、ダイヤモンド柏葉剣付騎士十字章が送られたがこれは異例のことだった。
1944年には第101戦闘航空団司令を務め、ジェット戦闘機 Me262 のテスト飛行に参加。同年9月26日には初のジェット戦闘機部隊の指揮官となる。同年11月8日アッハメール上空でエンジントラブルに遭遇し、そこをアメリカ軍戦闘機に撃墜されて戦死した。
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