ロミー・シュナイダー
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ロミー・シュナイダー(Romy Schneider,1938年9月23日 - 1982年5月29日)はオーストリア・ウィーン出身の女優。祖母・両親共に俳優で、15歳の時に母親の出演作でデビュー。
1955年の「プリンセス・シシー」でお転婆なバヴァリアの王妃を演じてアイドル的な人気を得る。1958年の「恋ひとすじに」で共演した当時無名のアラン・ドロンと恋に落ち婚約。その一方で出演作にめぐまれず一時低迷するが、ルキノ・ヴィスコンティやオーソン・ウェルズの作品に出演し、国際的に認められるようになる。しかしアラン・ドロンとは1964年に別れる結果になってしまう。
その後もウディ・アレンやクロード・ソーテ作品で活躍するが、私生活においては2度の結婚も離婚に終わり、14歳の息子を事故で亡くすなど不幸が続き、1982年に睡眠薬の過剰服用が原因と言われる心不全で亡くなった。
[編集] 主な出演作品
- プリンセス・シシー (1955)
- 恋ひとすじに (1958)
- 制服の処女 (1958)
- 太陽がいっぱい (1960)
- ボッカチオ'70 (1962)
- ちょっとご主人貸して (1964)
- 何かいいことないか子猫チャン (1965)
- ルードウィヒ/神々の黄昏 (1972)
- 暗殺者のメロディ (1972)
- 離愁 (1973)
- 地獄の貴婦人 (1974)
- 華麗なる相続人 (1979)
- 華麗なる女銀行家 (1980)
- サン・スーシの女 (1982)