ロバート・ダール
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ロバート・ダール(Robert A. Dahl, 1915年12月17日-)は、アメリカ合衆国の政治学者。イェール大学名誉教授。
アイオワ州生まれ。アラスカ州で幼少期を過ごし、ワシントン大学卒業後、1940年、イェール大学大学院から博士号取得。アメリカ合衆国農務省勤務および兵役(1944年-1945年)を経て、1946年からイェール大学で教鞭をとり、1986年に退官。1966年から1967年までアメリカ政治学会会長を務めた。
多数支配を表す「ポリアーキー」の概念を提唱。多元主義理論に基づく政治分析の代表者。
[編集] 邦訳著書
- 『民主主義理論の基礎』(未來社, 1970年/第2版, 1978年)
- (エドワード・R・タフティと共著)『規模とデモクラシー』(慶応通信, 1979年)
- 『ポリアーキー』(三一書房, 1981年)
- 『経済デモクラシー序説』(三嶺書房, 1988年)
- 『統治するのはだれか――アメリカの一都市における民主主義と権力』(行人社, 1988年)
- 『現代政治分析』(岩波書店, 1999年)
- 『デモクラシーとは何か』(岩波書店, 2001年)
- 『アメリカ憲法は民主的か』(岩波書店, 2003年)
- 『ダール,デモクラシーを語る』(岩波書店, 2006年)