ルーファス・スクリムジョール
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ルーファス・スクリムジョール(Rufus Scrimgeour )は、J・K・ローリングの小説「ハリー・ポッター」に登場する架空の魔法使いで、6巻からイギリスの魔法省大臣。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場巻
[編集] 外見
白髪交じりのたてがみのような髪を持ち顔もライオンに似ているため、見た者には年老いたライオンに見える。
[編集] 人物解説
スクリムジョールは魔法省の魔法執行部の闇祓い局の局長だったが、コーネリウス・ファッジが解任され新たな大臣となった。ヴォルデモート卿の第二次恐怖時代が始まりマグルを守るためイギリスの首相への連絡係をファッジ、闇祓いのキングズリー・シャックルボルトをその補佐官とした。そしてダンブルドアと協力しホグワーツのセキュリティを強化した。日刊予言者新聞によるとダンブルドアとは確執があったらしい。
大臣職を得てからハリーに会いたがっていたが、ダンブルドアに妨げられていた。しかし、冬休みのクリスマスの日にパーシー・ウィーズリーと共に隠れ穴を訪れ、ハリーと二人で話す機会を得た。彼はハリーに魔法界を勇気付ける為に、世間で「選ばれし者」と信じられているハリー・ポッターが魔法省に協力しているように世間に見せかけてほしいと要請し、その為にハリーにふりでもいいから時々魔法省を訪れてほしいと頼んだ。しかし、無実のスタン・シャンパイクを死喰い人として逮捕したり、五巻でハリーを虐げたドローレス・アンブリッジを未だに魔法省に置いていること等でハリーの怒りをかい断られた。また、ダンブルドアについて全く話そうとしないハリーに「骨の髄までダンブルドアに忠実だな、ポッター、え?」と捨て台詞を残して去った。それ以来ハリーは彼と魔法省を避けていたが、ダンブルドアの葬儀の後に再びハリーと会い、ダンブルドアが死ぬ前に何をしていたのかと聞き、魔法省はハリーに対してあらゆる保護を提供できると言い、再び魔法界を勇気付ける為に魔法省に協力してほしいとハリーに要請したが、無論ハリーはこの話を蹴った。ちなみにルーナ・ラブグッドは彼の事を吸血鬼だと思っている。