ラーオ文字

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ラーオ文字（ラオ文字、ラオス文字とも）はラーオ語を表記するための文字で、表音文字である。現在のタイ文字の元となったスコータイ文字を元にしているため、タイ文字と非常によく似ている。このため、タイ文字を読むことが出来れば、あまり苦労をせずにラーオ文字の修得が出来ると言われる。

ラーオ文字を知るためにはまずラーオ語とタイ語が非常に近い言語であることを知っておかなくてはならない。ラーオ文字の性質自体は非常に表音的であり、タイ文字のように発音しない文字を書かないため、日本人でも比較的簡単に修得することが出来るが、一方でサンスクリット=パーリ語の借用語で発音しない部分を書かないため、その語のはっきりとした意味をつかむことが非常に困難になる場合もある。

ラーオ文字、タイ文字をアルファベット化し例を示すと（アルファベットの斜体はタイ文字における読まないが表記する子音）、タイ語で「チャン」と発音する言葉は chantr, chantn などがあり、無発音子音があるため前者は「月」、後者は「白檀」と分かるが、ラーオ語ではただ単にcanと表記される。

また、昔に存在したL（ລ）とR（ຣ）の違いが現在ではラーオ語では消滅し、過去にRで表記されていたものが現在ではすべてLで表記されているが、特に西洋人の名前を書くときに限りRの使用が認められている。

[編集] ユニコード表

[編集] 関連項目

• タイ文字
• クメール文字