ライオン事務器
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株式会社ライオン事務器( - じむき)は、東京都中野区東中野に本社を置く老舗事務用品メーカー。創業は江戸時代の1792年と古く、大阪の筆墨商「今津屋」に端を発する。取り扱う商品は学童向けの小物文具からオフィス向けのOA機器まで幅広い。大手家庭用品メーカーのライオンとは全く関係ない。
[編集] 会社概要
- 商 号 株式会社ライオン事務器(英称 LION OFFICE PRODUCTS CORP.)
- 創 業 1792年(寛政4年)
- 設 立 1921年(大正10年10月1日)
- 資本金 21億5,500万円
- 本 社 東京都中野区東中野2丁目6番11号
- 営業品目 事務用品,文房具,事務用紙工品,事務用機械器具,各種家具,各種情報処理機械器具、理化学機械器具,通信機器,インテリア用品,OA機器及び関連商品
[編集] 沿革
- 1792年:創業。創業者福井小八郎氏が「今津屋」の商号の元、大阪にて筆墨商を営む。
- 1877年:福井楢次郎が事業を軌道に乗せ、今日の基礎を築き上げる。
- 1881年:石盤、石筆など事務用品の輸入取扱を始め、商標に「獅子印」を採用する。
- 1921年:資本金100万円を用意し、福井商店を創業。当時は事務用品卸が中心であった。
- 1931年:業界初の多穴式バインダー「ドンコ帳簿」を開発、発売。
- 1932年:製図器部を設け、「獅子印」の商標を使う。後に当社は製図器の代表的ブランドとして知られることになる。
- 1933年:東京に進出。後の東京本社の前身となる東京出張所を開設。
- 1940年:有限会社で「ライオン製図器製作所」を設ける。
- 1945年:戦禍により、大阪、東京の両本社を焼失。辛うじて戦災を免れた大阪倉庫を活用して再建を図る。
- 1948年:戦後初のヒット商品「シグマボールペン」発売。
- 1957年:トーシャファックスの発売。事務用品分野の拡大。
高度経済成長期:広島、福岡、札幌、金沢、京都など各地に支店進出。資本金を増大させる。
- 1980年:社名を「ライオン事務器」に変更。
[編集] 外部リンク
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