ヨアヒム・カイザー
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ヨアヒム・カイザー(Prof.Dr. Joachim Kaiser、1928年12月18日 - )は、ドイツの音楽評論家・作家。ミュヘン在住。
1928年現在ロシア領の当時の東プロイセンのミルケン生まれ。父親は医者。戦中・戦後のかけてベルリンやハンブルクを転々として、ゲッティンゲンやチュービンゲン(博士号)の大学で音楽学を修める。またその中間期にはフランクフルト大学のテオドール・W・アドルノをハインツ=クラウス・メツガーらと訪れ、現在は全く批評していないダルムシュタット様式の現代音楽の大きな影響をも受ける。1958年以降はミュンヘンに住み南ドイツ新聞の主任音楽評論家として内外のコンサート・オペラ・演劇などを執筆する。シュテュッケンシュミット存命時にはドイツの音楽評論会で北と南で勢力を二分するほどの影響力を持ち彼の死後はもっぱらドイツ第一の音楽批評家の名を欲しいままにしている。またテレビやラジオの解説にも勢力的でバイロイト音楽祭やミュンヘンオペラ祭のプレミエ時の研究や解説を行った。シュトットガルト音楽大学で定年まで音楽学の教授を務め絶大な人気を持っていたが退官後はもっぱらミュンヘンで執筆活動のみを行っている。
著書に『グリルパーサーの劇様式』(1861)、『現代の大ピアニスト達』(1965)、『小さな劇場の本』(1965)、『ベートーヴェンの32のソナタ達とその解釈』(1975)等がある。また作家として3冊の小節も出版している。
[編集] 出典
- ヨアヒム・カイザー(バイエルン放送製作のドキュメンタリー)
- 著書、『ベートーヴェンの32のソナタ達とその解釈』(1975)
- 実際のシュトットガルト音楽大学のの講義風景
- ドイツの公共FM放送(SWR,BRなど)
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