ユウ婁
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挹婁(ゆうろう)は、中国三国時代に、現在のロシア沿海地方付近に有ったと思われる地域・国。
容貌は扶余に似ているが、言葉は異なっていたとあり、扶余とは分岐の認められる民族ではないかとされる。元々、粛慎(しゅくしん、みしはせ)と呼ばれていた氏族の末裔とされ、ツングース系に属すると言われる。前漢代以降は扶余に従属していたが、しばしば反抗を繰り返した。その後は高句麗もしくは渤海に吸収されたとものとされる。