ヤマハ・YB
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YB(ワイビー)とは、ヤマハ発動機が製造販売しているオートバイのシリーズ車種である。
元々は1955年にYA-1のエンジン排気量を130ccに拡大したYB-1という車両を、ヤマハ発動機発足後初のオートバイとして発売しており、この時使われたYBの型番を現在も用いていることになる。
現在のモデルについては、1973年に元々あった50ccと90ccの車種をモデルチェンジし、ヤマハのビジネスモデルということで車名をYB50およびYB90として発売したことから始まる。
オーソドックスな車体に2ストロークエンジンを搭載して販売され続け、YB90については生産が終了されたが、YB50については1990年代にレトロバイクブームが起こったことにより、元から古典的デザインということにメーカー側が注目し、ベース車両として新しいモデルを生み出すことになり、1996年にYB-1というスポーツモデルを発売した。
その後は環境問題から2000年に4ストロークエンジンを搭載することになり、YB50については車名をそのままにしたが、YB-1については車名もYB-1 FOUR(ワイビーワン フォア)に変更され、現在もYB50・YB-1 FOURは共に販売され続けている。
なお昔は125ccのビジネスモデルとしてYB125という車両も存在しており、その型番は中国で生産される125ccのオートバイにも使用されていた。