ムーミン・トロール
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ムーミン・トロール(スウェーデン語 Mumin troll、フィンランド語 Muumi peikko)はトーベ・ヤンソンによる一連の著作に登場する妖精に似た生き物。体の大きさは電話帳くらいのサイズ。
もともとは英国の新聞イブニング・ニュース紙に掲載されたヤンソンの漫画の主人公だが、これとは独立したスウェーデン語により童話が書かれるようになった。『楽しいムーミン一家』『ムーミン谷の仲間たち』ほか、多くの作品に登場する。家族構成は父・ムーミンパパと母・ムーミンママ。フィンランドのどこかにある「Muumin Dalen」(ムーミン谷)と呼ばれる場所でひっそりと暮らしている。見た目は立ち上がったカバのようだが、冬になると家にこもって冬眠する。(「楽しいムーミン一家」ではカバに間違えられて怒るエピソードがあった。)先祖は大きなストーブの裏側に住んでいた。
「ムーミン・トロール」という名前は北欧の伝説に現れる不気味な妖精トロールからとられている。実際には「ムーミン」という名前は妖精の種族を表すようだが、童話での「ムーミン・トロール」は主人公の名前として使われている。