マルコ・アントニオ・バレラ
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基本情報 | |
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本名 | マルコ・アントニオ・バレラ・タピア |
あだ名 | ベビーフェイスド・アサシン |
階級 | スーパーフェザー級 |
国籍 | メキシコ |
誕生日 | 1974年1月17日 |
出身地 | メキシコ、メキシコ連邦区、メキシコシティ |
命日 | |
死地 | |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 68 |
勝ち | 63 |
KO勝ち | 42 |
敗け | 4 |
引き分け | |
無効試合 |
マルコ・アントニオ・バレラ(Marco Antonio Barrera、1974年1月17日 - )は、メキシコ出身のプロボクサー。貧困から抜け出す為にプロボクシングの道に進んだ歴代のメキシコ人世界王者とは異なり、バレラは裕福な家庭に育ち、弁護士になるためロースクールにも通っていたインテリボクサーである。
[編集] 来歴
1989年11月22日、15才でプロデビュー。デビッド・フェリックスを2ラウントTKOで仕留め白星でプロデビューを飾る。
1992年4月1日、ホセフィーノ・スアレスを12ラウンド判定で破り、メキシコのジュニアバンタム級王座を獲得。
1995年3月31日、ダニエル・ヒメネス(プエルトリコ)を12ラウンド判定で破り、WBO世界バンタム級王座を獲得。
同年2月3日、元IBF世界ジュニアフェザー級王者ケネディ・マッキニーと対戦し、4ラウンドにダウンを喫するも、その後相手を5回ダウンさせ、12ラウンドにTKOで勝利を収める。
1996年11月22日、 元WBA世界バンタム王者のジュニア・ジョーンズ(米国)戦の5ラウンド目に、バレラがダウンした際にマネージャーがリングに昇ってきて試合を止めたため、WBOルールにより失格負けとなり、初黒星を喫する。1997年4月18日にジョーンズと再戦するも12ラウンド判定負けに終わり、その後1年ほどボクシングを休業することになる。
1998年2月21日にアンヘル・ロサリオ(プエルトリコ)戦でボクシング界に復帰し、5ラウンドTKOで復帰戦を飾る。
同年10月31日、リッチー・ウェントン(英国)とWBO世界J・フェザー級王座決定戦を戦い、3ラウンドTKOでくだし再び王座に返り咲く。
2000年2月19日に同じメキシコ出身で人気を二分する同世代のボクサー、当時WBCのJ・フェザー級王者だったエリック・モラレスとラスベガスで初めて対戦する。バレラは12ラウンド判定負けするも、この試合はRing誌の2000年度ファイト・オブ・ザ・イヤーに選ばれる。また、この試合をWBC側は統一戦と認定しなかったがWBO側は認めていたため、モラレスはしばらく同級WBO王者に認定されることになる。しかしWBOはこの試合でバレラが負けたとされるのは間違っているとして、ジャッジの公式判定を無視しバレラをふたたび王者に認定することになる。
2001年4月7日、バレラは階級を上げて当時無敗街道を突き進んでいた人気ボクサー、ナジーム・ハメド(英国)と対戦し、12ラウンド判定で破る。初黒星を喫したハメドはこの試合後は精彩を欠き、ほどなくして引退することになる。
2002年6月22日、エリク・モラレスと再戦し、12ラウンド判定勝ちでリベンジを果たす。WBCは再びWBOとの試合を統一戦とは認定しなかったため、WBCの同級タイトルを獲得することはできなかった。
同年11月2日の防衛戦で旧友でもある元2階級世界王者ジョニー・タピア(米国)と対戦し、12ラウンド判定勝ちをおさめる。ほどなくして弁護士になる為に通学していたロースクールを退学する。
2003年4月12日、元WBC世界フェザー級王者のケビン・ケリーを4ラウンドKOで破る。
同年11月15日、マニー・パッキャオ(比国)戦で11ラウンドTKOで惨敗する。当時、この試合でバレラはもうボクサーとして終わったと多くの識者が考えた。
2004年6月19日、元WBA世界バンタム級王者ポーリー・アヤラと対戦。10ラウンドTKO勝ちをおさめる。
同年11月27日、エリク・モラレスとの3度目の対戦で12ラウンド判定勝ちをおさめ、WBC世界スーパーフェザー級王座を獲得して3階級王者となる。この試合の勝利によりパッキャオ戦で失った評価を再び取り戻す。
2005年9月17日、ロビー・ピーデン(オーストラリア)を12ラウンド判定で破りIBFのスーパーフェザー級王座も獲得し、2団体統一王者になる。
2006年5月20日、WBC世界Sフェザー級タイトルマッチにてリカルド・フアレス(米国)を12R、判定2-1のスプリットデシジョンにて辛勝しタイトル防衛成功。
[編集] 外部リンク
前王者 ダニエル・ヒメネス |
第7代WBO世界ジュニアフェザー級王者 1995年3月31日 - 1996年11月22日 |
次王者 ジュニア・ジョーンズ |
前王者 リッチー・ウェントン |
第10代WBO世界スーパー・バンタム級ジュニアフェザー級王者 1998年10月31日 - 2000年(返上) |
次王者 アガピト・サンチェス |
前王者 エリク・モラレス |
第26代WBC世界スーパーフェザー級王者 2004年11月27日 - |
次王者 N/A |
前王者 ロビー・ピーデン |
第18代IBF世界ジュニアライト級王者 2005年9月17日 - |
次王者 N/A |