マルウェア
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マルウェア(Malware)とは、不正な(悪質な・他人に有害な・悪意ある)ソフトウェアの総称。不正ソフトウェア(ふせい - )とも言う。
「マルウェア」は、クラックツールやコンピュータウイルス・ワーム、スパイウェアに(悪質な)アドウェア等々非常に広い範囲を含んでおり、「悪」を意味する接頭詞の“mal-”にソフトウェア全般を意味する“ware”を繋げた比較的新しい造語である。なお、一部では「モールウェア」という表現も在るようだが、誤用である。
不正ソフトウェアは、一般的なプログラムはじめ、スクリプト、JavaやActiveX等で作られたものまで不正なものを全て総称する。また、不正ソフトウェアの検出システム上、これらの不正ソフトウェアがシステムに与えた痕跡等や、不正な通信を行う場合に利用されるパケット等の、各種の因子等も含める場合もある。
(なお上記は、マルウェア・不正ソフトウェアの意味が区別されるわけではなく、言葉の由来として分けて記述している)
マルウェアはパソコン及びユーザーに害を為すか否かとの主観的な視点より区分される用語であるが、犯罪行為に利用されるソフトウェアの意であるクライムウェア(Crimeware)と同義ではない。
[編集] 外部リンク
- マルウェアの定義 : FAQ — Microsoftによるマルウェア解説
- マルウェア(Malware)-ウイルス・スパイウェアなどの解説 Tef-Room — (マルウェアに関するわかりやすい解説
- マルウェア(Malware)の定義(ウイルス・スパイウェア・アドウェア)Semplice — マルウェアの詳細な分類