マリインスキー劇場

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マリインスキー劇場

マリインスキー劇場（ロシア語： Мариинский театр ）は、ロシアの歴史的な劇場。スターリン時代に改名され、1934年から1992年までレニングラード・キーロフ歌劇場の名で知られてきた。1989年よりワレリー・ゲルギエフが総監督の地位に就いている。

1783年にエカチェリーナ2世の勅令により、サンクトペテルブルクにおいてオペラとバレエの専用劇場として開設された。ネオ・ビザンチン様式による有名なデザインはアルベルト・カヴォスの手によるもので、1859年に竣工された。翌1860年に、帝妃マリア・アレクサンドロヴナの名にちなんでマリインスキー劇場と命名された。

グリンカやムソルグスキー、チャイコフスキーの全てのオペラの初演が行われ、著名な振付師マリユス・プティパらの活躍で、《白鳥の湖》や《眠れる森の美女》などのバレエの初演が行われた。グラズノフの《ライモンダ》やハチャトゥリアンの《スパルタクス》が初演されたのも当劇場においてである。

帝政期からソ連時代にかけて、著名な指揮者や音楽家が数多くたずさわり、アンナ・パヴロワやタマーラ・カルサヴィナ、ヴァーツラフ・ニジンスキー、ジョージ・バランシン、ルドルフ・ヌレーエフ、ミハイル・バリシニコフらの有名な舞踏家を輩出した。

2003年に、ポストモダン派の建築家ドミニク・ペローが、新築部分の設計コンクールに優勝した。