ボビー・マルカーノ
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ボビー・マルカーノ(Roberto Marcano, 1951年6月7日 - 1990年11月13日 )はベネズエラ出身のプロ野球選手(内野手)。右投げ右打ち。
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[編集] 来歴・人物
ベネズエラのカラカス高校を卒業後、同国のプロ球団「ラ・ガァイラ」を経てカリフォルニア・エンゼルス傘下の3Aソルトレークシティに所属。1975年に阪急ブレーブスに入団。1年目から強肩巧打の二塁手として活躍し球団初の日本一に貢献。1978年には94打点で打点王も獲得。福本豊、加藤英司らとともに阪急黄金時代を支えた。1983年、ヤクルトスワローズに移籍、1985年に引退した。
引退後巨人の中南米担当スカウトとして契約し、ルイス・サンチェを紹介するとともに自身もサンチェの通訳として来日した。サンチェ退団後は帰国。1990年11月13日、肺癌のためカラカスの自宅で死去。39歳だった。神戸の教会で行われた日本での追悼式には上田利治監督や福本などかつてのチームメイトが参列し、その若すぎる死を悼んだ。
なお一説に曽祖父が天草出身の日本人と言われるが、真相は不明である。
[編集] 通算打撃成績
- 1313試合 4938打数 1418安打 232本塁打 817打点 60盗塁 224四球 47死球 548三振 打率.287