ペースメーカー (陸上競技)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
陸上競技の中距離走、長距離走特にマラソン競技におけるペースメーカーとは全行程(マラソンなら42.195km)のうちはじめの3/4前後(同30km前後)までハイペースかつ均等なペースでレースを引っ張る役目の走者のこと。ペースメーカーを導入することによりレース序盤に選手間の駆け引きがなくなり高記録が期待できる。また序盤に先頭を走ることにより選手の風除けの役割も果たす。
近年の陸上競技の商業化から話題づくりのため高記録が求められ、陰に陽にペースメーカーが用いられるようになった。ペースメーカーには主催者と契約を結んだランナーがなる。契約によってペースメーカーの役割を終えた後、走り続けて完走してよい場合と完走が許されない場合がある。また、ペースメーカーが特別のゼッケンなどをつけて選手と区別される場合と共通のゼッケンをつけて一般選手と区別がつかない場合とがある。
オリンピックや世界選手権では国ごとに出場選手の枠が決められるため、ペースメーカーは用いられない。
カテゴリ: 陸上競技 | スポーツ関連のスタブ項目