ペット・サウンズ
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ペット・サウンズ | ||
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ザ・ビーチ・ボーイズ の アルバム | ||
リリース | 1966年5月16日 | |
録音 | 1965年11月1日 - 1966年4月13日 「Sloop John B」のみ 1965年7月12日 |
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ジャンル | ロック | |
時間 | 36分 25秒 | |
レーベル | キャピトル・レコード | |
プロデュース | ブライアン・ウィルソン | |
レビュー | ||
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ザ・ビーチ・ボーイズ 年表 | ||
ビーチ・ボーイズ・パーティ (1965年) |
ペット・サウンズ (1966年) |
ベスト・オブ・ザ・ビーチ・ボーイズ (1966年) |
ペット・サウンズ(Pet Sounds) は、アメリカのポップグループ、ザ・ビーチ・ボーイズが1966年にリリースしたアルバム。同作はブライアン・ウィルソンの最高傑作と見なされ、多くの音楽評論家がかつて作られた最良のポップ・アルバムと評価する。1995年には「MOJO magazine」の作曲家や音楽プロでデューサー達の投票で一位に選出され、1998年には「Q magazine」の読者投票ランキングでは31位に選ばれた。更に、2003年に「ROLLING STONE」が行った「The RS 500 Greatest Albums」で1位のビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に次ぐ2位に選出されている。発売から30年余経った1997年に、アメリカで遂にプラチナ・アルバムに認定された。
同作は本質的にはブライアンのソロ作品と呼べる。彼はバンドとのツアーを取りやめ一人スタジオでの録音に集中した。ブライアンはビーチ・ボーイズによる美しいハーモニーに、バズ・オルガンやハープシコード、フルートに加え自転車のベルやテルミン、犬笛と言った変わった道具での音響効果を多重録音により付け加え、素晴らしい作品を創り上げた。
なお本作は、ビートルズのアルバム『ラバー・ソウル』から影響を受けて作ったと後にブライアンは明言している。なお、その影響がUSヴァージョンによるものなのか、UKヴァージョンによるものなのかは、常に論議の的になっている。ペット・サウンズは逆に、ビートルズの最高傑作とも評されるアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に影響を与えたといわれている。
[編集] 曲目
- 素敵じゃないか - Wouldn't It Be Nice (Brian Wilson/Tony Asher/Mike Love) 2:22
- 僕を信じて - You Still Believe in Me 2:30
- ザッツ・ノット・ミー - That's Not Me 2:27
- ドント・トーク - Don't Talk (Put Your Head on My Shoulder) 2:51
- 待ったこの日 - I'm Waiting for the Day (Brian Wilson/Mike Love) 3:03
- 少しの間 - Let's Go Away for Awhile (Brian Wilson) 2:18
- Originally titled The Old Man and the Baby
- スループ・ジョン・B - Sloop John B (Trad. arr. Brian Wilson) 2:56
- 神のみぞ知る - God Only Knows (Brian Wilson/Tony Asher) 2:49
- 救いの道 - I Know There's an Answer (Brian Wilson/Terry Sachen/Mike Love) 3:08
- ヒア・トゥデイ - Here Today (Brian Wilson/Tony Asher) 2:52
- 駄目な僕 - I Just Wasn't Made for These Times (Brian Wilson/Tony Asher) 3:11
- ペット・サウンズ - Pet Sounds (Brian Wilson) 2:20
- Originally titled Run James Run
- キャロライン・ノー - Caroline, No (Brian Wilson/Tony Asher) 2:52
[編集] 外部リンク
- Pet Sounds lyrics
- Liner Notes
- Rolling Stone voted the album the second greatest album ever.