プロディジー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
プロディジー(The Prodigy)はイギリスのテクノバンドである。初期はハードコア・テクノ、1990年代後半からはビッグ・ビートの曲をリリースしている。アンダーワールド、オービタル、ケミカル・ブラザーズと共に、「テクノ四天王」とも呼ばれる。
目次 |
[編集] メンバー
- リアム・ハウレット(Liam Howlett) (キーボード担当)
- キース・フリント(Keith Flint) (ボーカルおよびダンサー)
- マキシム(Maxim) (ボーカルおよびMC)
以下は過去に所属していたメンバーである。
[編集] 経歴
バンド活動開始は1990年。イギリスのエセックスのクラブでメンバー4人が出会い、バンドが結成された。
1991年にXLレコーディングよりデビュー。レイヴカルチャーにおける人気アーティストとして、リリースするシングルがイギリスのダンスチャート上位に常にランクインするようになった。1992年にファーストアルバム「Experience」をリリースする。ブレイクビーツを多用したこのアルバムで、ドラムンベースにジャンルされるような曲を既に収録していた。1993年に日本初来日。東京ドームで行われた、エイベックス主宰のジュリアナ東京系のイベントでライブを行っている。なお、同イベントには1994年にも出演している。1994年にセカンドアルバム「Music For The Jilted Generation」をリリース。このアルバムを最後に、バンドの方向性がレイブ系からオルタナティブ・ミュージック系に移っていく。
1996年にビッグ・ビードに方向転換したシングル「Firestarter」をリリース。翌1997年にサードアルバム「The Fat Of The Land」をリリース。全世界で1000万枚を超えるヒットを記録し、一躍世界的にメジャーなアーティストとなる。また同年にはフジ・ロック・フェスティバルに参加したが天候不順のためライブは行われなかった。翌1998年にも参加し、ライブを行った。
1998年以降メンバー各自のソロ活動が中心となり、バンドとしては休息状態となる。その間の2000年にはリーロイ・ソーンヒルが脱退し、3人組となる。
バンド活動は2001年から徐々にロック・フェスティバルを中心に再開する(その間もソロ活動は行われていた)。2004年に前作から7年ぶりとなる4枚目のアルバム「Always Outnumbered, Never Outgunned」をリリースした。2005年には初のベスト盤である「Their Law: Singles 1990-2005」をリリースした。
[編集] ディスコグラフィー
[編集] アルバム
- Experience(1992年)
- Music for the Jilted Generation(1994年)
- The Fat of the Land(1997年)
- Always Outnumbered, Never Outgunned(2004年)
- Their Law: The Singles 1990-2005(ベスト盤、2005年)
[編集] シングル
日本未発売のものも含む
- "Charly"(1991年)
- "Everybody in the Place"(1992年)
- "Fire/Jericho"(1992年)
- "Out of Space/Ruff in the Jungle Bizness"(1992年)
- "Wind It Up (Rewound)"(1993年)
- "One Love"(1993年)
- "No Good (Start the Dance)"(1994年)
- "Voodoo People"(1994年)
- "Poison"(1995年)
- "Firestarter"(1996年)
- "Breathe"(1996年)
- "Smack My Bitch Up"(1997年)
- "Baby's Got a Temper"(2002年)
- "Girls" / "Memphis Bells"(2004年)
- "Girls"(2004年)
- "Hotride"(2004年)
- "Spitfire"(2005年)
- "Voodoo People (Pendulum Remix)" / "Out Of Space (Audio Bullys Remix)"(2005年)
[編集] ビデオゲーム
- Need for Speed: Most Wanted (2005年) - "You'll Be Under My Wheels"