ブルックス・ロビンソン
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ブルックス・ロビンソン(Brooks Calbert Robinson Jr. , 1937年5月18日 - )は、元メジャーリーグの選手。アメリカ合衆国アーカンソー州出身。三塁手。右投げ右打ち。ニックネームは“The Human Vacuum Cleaner(人間掃除機)”。
1955年、高校卒業と同時にボルチモア・オリオールズと契約し、同年9月17日にメジャーデビュー。以来オリオールズ一筋に23年間プレーした。
1966年にシンシナティ・レッズから移籍してきたフランク・ロビンソンと共に「ロビンソン・コンビ」として大活躍した。フランク・ロビンソンは移籍してきた1年目に三冠王に輝き、ブルックス・ロビンソンも23本塁打、100打点を挙げ、チームはボルチモア移転後初となるリーグ優勝を果たした。ワールドシリーズもロサンゼルス・ドジャースを4連勝で破り、球団初の世界一に輝いた。1970年のワールドシリーズでは攻守にわたる活躍でレッズを4勝1敗で破って2度目の世界一に輝き、シリーズMVPに選ばれた。レッズのスパーキー・アンダーソン監督をして「ロビンソン一人に負けた」と言わしめた。
メジャーを代表する三塁手として「人間掃除機」と呼ばれるほどの鉄壁の守備を誇り、ゴールドグラブ賞を16年連続で受賞。受賞回数16回は、投手のジム・カート、グレッグ・マダックスと並ぶ歴代最多タイ記録である。
1975年から成績が低迷し始め、1977年は開幕から絶不調で、シーズン途中の8月13日の試合を最後に現役を引退した。背番号5はチーム初の永久欠番となった。1983年に野球殿堂入り。自伝“Third Base is My Home.”を出版した。
彼のフィールディングを長嶋茂雄が手本にしていたといわれる。
通算成績 2896試合 10654打数 2848安打 268本塁打 1357打点 28盗塁 打率.267
[編集] 受賞歴・記録
- オールスター15年連続出場 (1960年~1974年)
- オールスターMVP (1966年)
- アメリカンリーグMVP (1964年)
- ワールドシリーズMVP (1970年)
- ゴールドグラブ賞16回 (1960年~1975年)
- ロベルト・クレメンテ賞 (1972年)