フランツ・トスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フランツ・トスト(Franz Tost, 1956年? - )は、F1に参戦しているトロ・ロッソチームのチーム代表である。オーストリア出身。
スポーツ科学、スポーツ経営について学び、ウォルター・レクナー・レーシングスクールでチームマネージャーとして働いた。
1993年にウィリー・ウェバーのマネージメント会社に加入し、ウェバーが所有し、かつてはミハエル・シューマッハが所属していたことでも知られるWTSレーシングチームを任され、ドイツF3選手権を戦った。
その後、ラルフ・シューマッハのマネージメントを任され、1996年にはフォーミュラ・ニッポンに参戦するラルフと共に日本へと向かった。
翌1997年、ラルフがF1へとステップアップしたため、トスト自身もF1の世界へと入るが、ラルフがウィリアムズチームに移籍することとなると、そのウィリアムズと組んで2000年にF1に復帰することを計画していたBMWと合流し、レースやテストに必要な機材を運ぶ牽引自動車トランスポーターの旅程などを決めるトラックオペレーションのマネージメントを任され、以後、2005年の末まで、裏方だが重要なこの仕事を担った。
過去にチームマネージャーとしての実績もあることから、レッドブルにより2006年からトロ・ロッソチームの代表を任されている。
若い時分にはドライバーとして、フォーミュラ・フォードやF3に参戦していた過去を持つ。