フランシス・ベーコン (哲学者)
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フランシス・ベーコン(Baron Verulam and Viscount St. Albans、1561年1月21日 - 1626年4月9日)はイングランド近世(ルネサンス期)のキリスト教神学者、哲学者、法律家である。
エリザベス1世の国璽尚書を務めたニコラス・ベーコンの子。ケンブリッジ大学で法律を学ぶ。ジェームズ1世のときに大法官となるが、汚職の嫌疑を受けて失脚。
「知は力なり」(Ipsa scientia potestas est)という言葉とともに知られる(出典 Meditationes Sacrae. De Haeresibus. (1597) 『聖なる瞑想。異端の論について』)。独力では果たせなかったものの学問の壮大な体系化を構想していた。体系化の構想はフランス百科全書派にも引き継がれる。
シェイクスピアと同時代人であり、シェイクスピアはベーコンのペンネームだという説を唱える者もいる(シェイクスピアの項を参照)。
[編集] 主な著作
- 『ノヴム・オルガヌム』(新機関)
- 人間の陥りやすい偏見、先入観、誤りを4つのイドラ(idol 幻像)として指摘し、スコラ学的な議論のように一般的原理から結論を導く演繹法よりも、現実の観察や実験を重んじる「帰納法」を主張したもので、近代合理主義の道を開いた(イギリス経験論)。
- 『ニュー・アトランティス』
- ユートピア物語。
- 『学問の進歩』
- 『随想録』
[編集] 外部リンク
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