フランケンシュタインの逆襲 (1957年)
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『フランケンシュタインの逆襲』(フランケンシュタインのぎゃくしゅう、原題 The Curse of Frankenstein)は、メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』を原作とし、1957年にイギリスのハマー・フィルム・プロダクションが制作した怪奇映画。戦後停滞していた古典派ホラー映画の傑作として世界的大ヒットとなり、この分野を復興させた金字塔的作品である。監督テレンス・フイッシャー。
ハマーはこの作品が初めての古典派ホラー制作だったが、本作のヒットにより以後20年近くにわたりホラームービーメーカーのトップとして君臨した。またフランケンシュタイン男爵として主演したピーター・カッシングと、モンスター役で出演したクリストファー・リーをも怪奇映画の国際的大スターとした記念すべき作品である。
- メアリー・シェリーによる原作の映画化だが、何かの続編のような紛らわしい邦題がつけられたため誤解を受けやすい。
- 更に1965年制作のアメリカのSF映画『Frankenstein Meets the Space Moneter』にまったく同じ邦題がつけられたために、二重の紛らわしさを持つことになった。